
「フォント」という言葉が広く使われるようになったのは、それほど昔のことではありません。
Adobe社は、1984年Macintoshの発表と同時に「Postscript」のフォントを公表しました。これは、パソコン画面ではギザギザで見にくいフォントでも印刷するとなめらかなラインになるという画期的な技術で作られたものでした。
ちなみにMacintoshのフォントは、「London」「San Francisco」「Venice」「Los Angeles」のように地名がついた個性的なものが多いのが特徴で、種類が非常に豊富なフォントとして高く評価されているようです。
一方、Macintoshは日本語フォントについても、細明朝体や中ゴシック体をはじめ「osaka」「kyoto」をいち早く発売しています。
その後、色々なフォントメーカーが出てきて色々なタイプのフォントを作るようになりました。ゴシック体といったものだけでなく、筆と墨で書かれた毛筆フォントやクレヨンフォントなどを専門で作成する筆文字フォントメーカー(例:筆文字フォント『筆技名人』)も出てきています。
このように、フォントの歴史はMacintoshから始まるといっても過言ではありません。
そして1991年、Adobe社はWindows95の標準仕様である「TrueType」フォントを開発しましたが、このフォントはそれまでのものとは違い、データのアウトライン化ができるため非常に便利なフォントとして広く普及しました。
その後Adobe社はマイクロソフト社と共同開発を行い、「TrueType」と「Postscript」を融合させた新しいフォントである「OpenType」を発売しました。これはそれまでの問題がクリアされた決定版ともいうべきフォントであり、Windows2000以降(MacではX以降)のOSに標準仕様として最初からインストールされていますので、私たちはごく普通にこのフォントを活用して文書を作成することができるようになりました。
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