2009年01月23日 01:04

慈愛リサイクル

 昔ながらの酒屋さん。

 その駐車場の一角でこんな貼り紙を見つけました。


  ここは駐輪場ではありません。
  廃棄自転車置き場です。
 いらなくなった自転車はこちらに置いていってください。
 こちらの自転車が欲しい方はご自由に持っていってください。


 ……見ると廃棄自転車が4、5台放置してあります。


 その中にはサドルをなくしたサビだらけの哀れな姿の自転車や、

 まだまだ現役で活躍できそうな銀色の自転車もありました。


 思わずもらって帰ろうか…と

 まだ綺麗な自転車に手をかけると、一緒にいた友人が一言。


 『これって持って帰ったら犯罪になるんじゃないかな?』


 たしかに自転車には盗難登録のシールが。

 しかしここは廃棄自転車置き場(と書いてある)

 酒屋の店主はリサイクルをしようとしているのです。

 しかし安易に持って帰ったとして…

 もし持ち主が廃棄置き場だと知らずに駐輪場と勘違いして

 置いただけだとしたら…

 警察に通報されたら確かに盗難の犯人扱いにはなります。

 店の貼り紙のことを伝えれば今度は店主が罰せられるでしょう。


 環境や地域の人の為に始めたリサイクルも、

 人と人のコミュニケーションが薄い現代では通じにくいものなのか…


 『めんどうな世の中だね』


 リサイクルショップが普及する現代なのだから、

 慈愛リサイクルも普及してゆくべきだ!

 私はそんな切なさを、心に記憶しました。


秋田の物産