2009年05月31日 21:10

『自分歴史帳』

小学生の頃、初めて日記をつけた。

夏休みの宿題の1つである「夏休み日記」だ。

小さい頃は毎日が発見の連続だったような気がする。

今よりも純粋に物事に感動し、探究心も強かった。

常に「なぜ?」という問いかけが頭の中にあったように思う。

その頃から日記をつける楽しみを知り、いつの間にか日記帳はノートから立派な背表紙のついた物に変わり、冊数も増え、今では5冊になった。

ブログという簡単に日記を書ける機能がネット上に生まれるまで、私は日記を書いていた。

今ではすべてがパソコン作業となり、手で触れることはなくなってしまった。


引っ越しの際、荷物を整理していたらこれらの日記帳が出てきた。

手垢で薄汚れたその日記の中には過去の自分が詰まっている。

嬉しくて泣いたこと、悔しくて辛くて泣いたこと、様々な感情がリアルに蘇る。

記憶の淵で忘れられていた詳細な出来事までも、もちろん思い出したくなかったことまでも

日記は教えてくれる。

それは自分の、自分にしかない歴史帳だ。


そして、私はその日記帳の内容を基に1作の小説を書いた。

今年にその物語が本として出版されるのだから、人生どうなるかわからない。

手軽に更新できるブログもいいが、それはすぐに取り出すには不便だ。

やはり肉筆で、ザラリとした(もしくはサラリとした)手触りを楽しみながら毎日日記帳を開く。

もう1度、日記を書き始めようと思う。


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